しっかり目標を持とう

桜の花も、気がついてみると、もう緑の葉桜に変わっていました。ついこの間、卒業式があったな~と思ったら、もう入学式です。

(ちなみに2007年度入試結果は こちら )

今までは、受験なんか関係ないと思っていた生徒たちも、もう今年度受験生です。すべてはあっという間の出来事です。” Strum und Drang (シュトルム ウント ドランク) “まさに疾風怒濤の勢いです。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

新たな目標を立てよう

新年度がスタートし、いよいよこれからです。特に新中1・新高1の生徒たちは、期待半分、不安半分というところでしょう。中には不安のほうが多い生徒もいるでしょうが、ここで新年度にあたり、私が生徒、保護者のみなさんに是非やってもらいたい事があります。いや、生徒、保護者の皆さんだけでなく、私たち教師すべてにも( not only ~ but also ~ ですね)やるべき事があるといっていいでしょう。それは、「新たな『目標』を立てる」ということです。

生徒たちは、日々学校に行き部活をし適当に勉強し一日を終える。大人たちは、毎日の業務を毎日のようにこなして一日を終える。BRAIN の教師も、毎日の毎年変わらない授業を終えて一日が終わる。なんか、犬の散歩みたいです。朝起きて散歩に行き、お食事をもらい、夕方までごろごろして、夕方の散歩。帰ってお食事もらい、夜は寝る。犬との違いは、「ごろごろ」の部分が「仕事」になっているだけではないでしょうか。まさか、「ごろごろ」まで犬とおんなじ~、なんていう方はいませんよね、そこの学生A君、どうですか…。

犬よりひどい

日々、真剣に勉強している、働いている方には大変失礼な話で申し訳ありませんが、まあ、私なんかは、ほとんどというか100%近く犬の毎日と同じわけで、何と言うか、どうしようもないと言うか…。

さらに悪い事に、犬は飼い主がお食事与えてくれるので、ダイエットも簡単に出来ますが、私など、どんどん「増殖」し、先日、国に帰ったときなどは、90歳の伯母から「大きくなったね~」などと、まじめに言われてしまい、犬よりひどいと言う事を自覚せずにはいられない( cannot help Ving ですね)状態で愕然としました。実は、もう慣れてしまいましたが…。そうです!!この「慣れ」がいけないんです!!

「個性」と「慣れ」の勘違い

一生懸命真剣に勉強している、働いている、と言っても、その中に「毎日の事だから~」「いつもと同じこと~」ということが必ずあるんではないでしょうか。そして「自分のスタイルだから」「自分の個性だから」と言って済ませている人はいませんか?

特に昨今の大学生たちは、やっと入学できた大学の勉強もせず、自分の趣味(?)ばかり磨いている。そして、ただの手抜きで生きていることを「自分の個性」「自分のスタイル」と勘違いしている。学生たちは「慣れ」にだまされているということに気付いていない。

アメリカ大量射殺事件

先日のアメリカ大学大量射殺事件。大学で何を学んでるんでしょう。「恋愛のもつれ」でとばっちりを受け、亡くなった30名は浮かばれません。大学生は「恋愛」も大事ですが、それ以上に大学は「学問を学ぶ場」であり、大学生は「学問を享受する」立場にあるわけです。大学で恋愛を見つけたら、外に行って遊んでください。「色恋沙汰」が当たり前になって「慣れ」てしまった大学生の現状が引き起こした事件かもしれません。

さらに、2時間前にも大学内で射殺事件があったわけでしょう。それに対してもなんら手を打たなかった大学、警察当局。これなんかも拳銃社会の「慣れ」かもしれません。大学内に「恋愛」「拳銃」持ち込んで、赤の他人を射殺じゃ、加害者の親も生きていけないでしょう。

こんな間違った「慣れ」があたりまえに世の中に存在しています。日本でもアメリカの事件とほとんど同時に起こったような長崎市の市長射殺事件もそうです。日本では不法所持にあたる拳銃をあたりまえに持っている暴力団員による事件です。いつも平気で銃を不法所持している「慣れ」が簡単に引き起こした事件でしょう。

だからこそ

めまぐるしく状況が変わる、まさに「疾風怒濤」のこの4月こそが、身体に染み付いた「慣れ」を削ぎ落とす絶好の時期なのではないでしょうか。そのためには「新しい目標」を立ててください。目標は達成できなくても、目標を持つものと持たないものでは大きくパワーが違ってきます。

受験生は 「○○大学に合格するぞ!!」
新入生は 「絶対1番取るぞ!!」
社会人は 「絶対給料上げるぞ!!」
彼女いない歴20年のS君は 「絶対彼女作るぞ!!」
どこぞのデブは 「目標体重100kg!!」じゃなくて「体重10kg落とすぞ!!」

みんなで、しっかり目標を持って、明るく盛り上がるBRAIN になりたいと思います。

BRAIN TRUST INFORMATION  No.77

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