天罰!

12.7.10 BTI.No.129より

いよいよ梅雨も明けそうで本格的な夏が到来しそうな今日この頃、皆様いかがお過ごしのことでしょうか。

天罰下る!!!

大変なことが起きてしまったのです! ついに、天罰が下りました!

痛風もちの某国語教師を嘲笑い、老衰気味の某英語教師を嘲笑い「あんな年寄りたちとは違う」などと授業中に暴言を吐きまくっていた私に、ついに天罰が下ったのです!!!

先日7月1日はうちの息子の誕生日ということでお祝いとして、地元八王子の、味だけでなく量も評判の中華料理屋に出かけました。半端ない量だとか言われたのですが、出てくる料理出てくる料理がすべて上手いものでがんがんたいらげ、締めの大盛り炒飯を喰らい満足して帰ったあと、自宅で大好物のズヴロッカというウォッカをボトル1本空け、さらに満足して寝たわけです。

人工骨

翌日は、膝の治療のため三鷹の整形外科に行きました。

もう20年近く前になりますが、交通事故に遭い、右足のすねの骨(頚骨)の上部の関節部、つまり膝のお皿の裏の部分で、ふとももの大腿骨と関節になっている部分の骨を粉砕骨折し、そこを人工骨にしてもらったのです。つまり私はサイボーグなのです。これからは、私のことは「サイボーグ中原」と呼んでください。なんてねー

ヒアルロン酸注射

手術後、入院中のリハビリも進み、だいぶ歩けるようになっても、膝を曲げると痛みが走るのです。そこで医者に相談したところ、関節のクッションである軟骨が、人工骨にしたので少なくなり、かくかく痛むようになったとのこと。そこで、軟骨をつけるために軟骨の原料ヒアルロン酸を直接膝に注射することになったのです。この注射が痛いのなんのって…。

ちなみに20年前、このヒアルロン酸はにわとりの「とさか」から抽出していたそうで、京王線の仙川という駅のそばにあったキューピーマヨネーズの工場ご存知ですか? あそこで卵を生産(?)しているにわとりたちから「とさか」をいただいて生産していたというお話です。

激痛走る

手術から20年もたち、体重も100kgくらいになると手術後にくそ痛い注射でつけた軟骨も磨り減ってくるわけで、最近膝に痛みが走るようになってきました。

そこで過去に、私が歩いているときに突然横からあらわれた自転車に激突され、中指を怪我しそれが化膿して足の親指くらいに膨れ上がったのを、楽しそうにぐりぐりやって激痛を与えつつ治療してくれた三鷹の整形外科に行ったところ、再びヒアルロン酸注射をすることになったわけです。

毎週1回痛い注射が待っています。ちなみにその自転車は、私と激突すると同時に当然ではありますが「うわー」とか言いながらこけたのです。お前がこけるな、被害者ヅラするな、まったく…

注射は嫌いなのです。まあ、好きな人はいないとは思うのですが…。ぷすっと皮膚を刺し、その後、針は関節を覆う鞘を突き刺し膝関節内部までぐりぐり突き進むのです。痛いのなんのって…。これを毎週ですよ。

毎週とか言いながら、初めは月曜にうって、次の週は月曜が怖くて翌火曜に、次の週は火曜が怖くて翌水曜が休診日なので木曜に、次の週は木曜が怖くて翌金曜日に…、なんてささやかな1日遅れの抵抗を試みたわけです。がー、いくら抵抗しても痛いものは痛い!

命の恩人謎のイラン人

そんな恐怖の注射を打っている頃、友人の謎のイラン人に「最近、中原さん痩せた」と嬉しいことを言われたのです。事実、ベルトの穴が5個くらい減って、もう穴がなくなってしまったのです。つまりウエスト10cmは減ったのです!!

イラン人の言葉を聞いて「やっぱり外見上もやせて見えるんだなー」とほくほくしていたところ、このイラン人は言うのです。「病院いって診てもらった方がいい」と。体調は変わらないので大丈夫とは思っていましたが、念のためいつも膝の注射を打ってくれる整形外科医に聞いてみたんです。

「最近、痩せてきたのですが、どっかおかしいのでしょうか?」と。すると
「痩せたか? わかんねーけどなー」と医者。
「……」

「念のため、検査するかー」ということで、採血して血液検査をしたのが前述のガバガバ暴飲暴食した息子の誕生日の翌日、7月2日月曜日のことでした。この日も朝・昼をたらふく食い、昼過ぎに病院で採血しました。

宣告

翌7月3日火曜日午前9時半。社長室兼貴賓室で寝ていた私の元に電話です。うちのかみさんからでしたが内容は、医者から電話があって、とんでもない数値が出ているからすぐ医者に行けということ…。病院から電話があるなんて滅多にないもので、しかもあの整形外科医から電話なんてそんなにヤバイのかと慌てて医者に行くと

「あなたは重度の『糖尿病』です!」

と宣告されてしまいました…。そうです、「不摂生の王」と言われる『糖尿病』になってしまったのです。 検査結果は血糖値360(普通は80~120)です。さらにここ2~3ヶ月の血糖の状態を表す数値であるヘモグロビン値(HbA1c)が10.8。この数値は30を足すと体温を表すと考えていいそうで、そうなると私は40.8℃の高熱を発し続けているかなり重篤な患者ということなのです!!!

整形外科医に隣の内科に行けと言われ、内科で採尿、採血。当然尿からは大量の糖が…。普通なら、糖尿病患者は運動療法、食事療法から初めて、それでもあまり良くならないようなら、薬物療法を開始するそうです。ところが、私はいきなり薬物療法!

さらに整形外科に戻り、運動療法についてレクチャーを受け、そして薬局にとぼとぼ行き薬を貰ったのです。

治療メニュー~運動編

その運命の7月3日から運動療法としてBRAIN への通勤は徒歩。さらに筋肉を強化すると糖の代謝が良くなるということで筋トレを取り入れました。腕立て伏せ。腹筋。ヒンズー・スクワットなど。

かつては、毎日腕立て100回、腹筋100回、背筋100回を3~5セットやっていたので腕相撲では熊とやっても負けることなし、胸の筋肉をぶるんぶるんと動かして喜ぶは、腹は筋肉で左右3段計6箇所に分かれていた超筋肉マンだった私。どんな女の子でも私にめろめろだったものです。

ところがところが経年劣化とは恐ろしいもので、築50年の朽ち果てたアパートのごとく、腕相撲をやればそこらを歩いている猫にも負けるわぁ、胸の筋肉はたるんでぷるんぷるんだし、腹なんかきれいに三段腹だったりして…。

しかしこの糖尿病を取り除かなければならぬ。メロスは激怒した。ではなく社長は腕立てを始めた。

するとなんとなんと、7回でおしまい。身体が上がらぬ! 腹筋を始めた。
するとなんとなんと、3回でおしまい。身体が上がらぬ! 背筋を始めた。
するとなんとなんと、5回でおしまい。身体が上がらぬ! おおー

さすがに愕然としました。

治療メニュー~食事編

食事療法としては自炊中心で野菜・たんぱく質中心のメニュー。糖質である炭水化物類は控えます。カップ麺などもってのほか。酒も控えなければいけない…。以前は、好きな食い物を我慢して長生きするのと、好きな食い物をたらふく食って飲んで早死にするのとどっちがいいと聞かれれば、必ず早死にの方を選びましたが、最近は違います。次元が違うのです。

この不況のあおりを受けて、自分の給料を下げ続けていた結果、長生きだの早死にだの言う前に「好きなものをたらふく食う」計画は経済的に不可能になってしまったのです。さらに結構仕事も忙しい。くたくたに疲れて帰ってきて単身赴任の独り者が自炊なんかできますか!

貧乏暇なし糖尿病

結果、私の食べ物といえば、カップ麺、松屋・すき屋の牛丼系が中心になり、アルコール濃度は高いけど値段が安い質の悪いウイスキー、ウォッカが中心となるのです。つまりこの『経済的不遇&暇なしを続ける』=『糖尿病への道』だったのです。私は確信しました。

『不摂生だから糖尿病になる』ではないのです。

『貧乏暇なしだから糖尿病になる』

でも私も糖尿病になったことを機に決心しました。

「私の大切な生徒のために、私を必要とする人のために、私を必要とする諸動物のために、健康に気をつけて長生きしよう!」と。

そこで、おまえみたいなでぶは必要ないと言われたらとても困るのですが…