魅力度ランキング

長い暑苦しい残暑が終わったかと思えば、一気に秋の終わりの寒さに突入。最近の気候はいったいどうなっているんでしょうか? 皆さんいかがお過ごしでしょうか。

何やってんでしょうね

こんな気候の原因やら対策を、『学者の国会』とか言われている「日本学術会議」様に検討していただきたいものです。そういえば「国会」は国民が選挙で選びますね。学者さんの「国会」は学者さんの推薦、つまり偉い学者さんの「お気に入り=派閥」に入ってないと選ばれない「国会」なんですね。専制君主国の議会みたいです。

コロナ騒動でも何にも活躍していない「日本学術会議」というか、今回の問題が出るまで、ほとんどの国民が認識していなかった「日本学術会議」。ちなみにこの組織、私たち国民の税金で運営されているのです。私から搾り取った税金は、この謎の組織には使ってもらいたくありません。

さっさと潰しましょうよ太郎さん。なーんて、私だけが思っているとは思えないのですが、皆さん、いかがですか?

『翔んで埼玉』

基本、映画見ません。なぜか? 長時間拘束されるからです。しかし『翔んで埼玉』見ちゃいました。魅力のない埼玉県。それを逆手に取り自虐の嵐。笑いました。

「埼玉県人にはそこらの草でも喰わせておけ!」

などと吐き捨てるように言う。最近の日本ではクレームの嵐、今で言う『炎上』間違いなし。

日本て住みにくい国になりましたね。ちょっと本心言っただけで、差別だ、セクハラだ、パワハラだ。SNSはすぐ炎上。自殺者まで出てしまう。「言葉狩り」蔓延の世の中。イヤですねー。本当に住みにくい世の中ですねー。

埼玉愛

ちょっとお話がそれてしまいました。『翔んで埼玉』には「埼玉愛」がありました。面白かったです。そしてちょっと感動。ということで、珍しく映画を録画、保存してしまいました。ちなみに録画、保存してる映画は『幸せの黄色いハンカチ』と『旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ』の2本だけでした。これで3本になりました。がー、主演俳優の一人が、大麻で捕まるなんて。本当にとほほですね。

そうそう、その埼玉の魅力がないことを世の中に知らしめたのが『都道府県魅力度ランキング』というわけです。調査を行ったのは「ブランド総合研究所」。何をする研究所か謎ですが「日本学術会議」よりはわかりやすいですね。毎年ちゃんと『都道府県魅力度ランキング』を発表してますから。

今年の最下位は「栃木県」

栃木県について「魅力がないわけじゃないの。アピール力がないのよ」とコメントする人もいれば、このランキング自体について

「東京都は4位だけど、地方出身者の人が東京に出てきてどんどん故郷を壊して、便利にはなったけど魅力なんか全くない。昔のいい東京を知っている人間からしたら、今の東京はもう何の魅力もない。ただの知名度ランキングみたいなもの」と、地方の人たちをやや差別し嘆いた人もいる。

知事が文句

今回初めて最下位になった栃木県の福田富一知事は、なんと調査会社に行き申し入れをしたらしい…。これもとほほかなー。それを受けた「ブランド総合研究所」田中社長は、最下位になった県の知事が申し入れに来たのは「初めてですね。ビックリしました」とのこと。

これに対して『県知事は県のトップ営業マン』と語っていた元宮崎県知事の東国原英夫氏は「気持ちは非常に分かりますね」と理解を示した上で、2つの対応策を語り始めた。

1つ目は、笑いの視点で見ることで「最下位になったことを逆手に取って開き直って、自虐的なネタに持っていく」という『翔んで埼玉』パターン。

2つ目は、イメージダウンにより批判やいじめが起こっている事実を憂慮し「正攻法でクレームを入れて見直しを図る」という福田富一知事パターン。

田中社長曰く

田中社長は「最下位は残念な結果だが、県民の皆さんに危機感を持っていただく最大のチャンス。今までの順位も、最下位ではなくてもそんなに高くなかった。日光などは素晴らしいのに、順位に反映されていない」と分析した。

さらに「理由としては、例えば日光のお土産に『栃木』と書かれていない。鬼怒川温泉も、栃木鬼怒川温泉とは言わない。宇都宮ギョーザも、栃木宇都宮ギョーザとは言わない。日光に行っても『栃木に行った』とは思えないのではないか。例えば『栃木ルートの中の』日光、鬼怒川、宇都宮と呼ぶようにしていけば変わるのではないか。このように、今回の最下位が、県民の皆さんが『栃木を何とかしないと』と考えるきっかけになればと思うんです」と提案した。

的確です。まったくその通り。しかしこれが本当に栃木県最下位の理由とは思えません。

栃木県が最下位の本当の理由

栃木県に何があるのか、栃木県がどこにあるのか知らない。つまり、小学校以来の日本の地理教育の衰退が「栃木県魅力度ランキング最下位」の本当の理由だと思います。田中社長の言葉「県民の皆さんが『栃木を何とかしないと』と考えるきっかけになればと思うんです」は正しいですが足りない。「国民の皆さんが『日本の地理教育を何とかしないと』いけないと考えること」が正解でしょう。

江戸の五街道も知らない、東海道がどこを通るかも知らない、旧国名も知らない、薩摩も長州も知らない。これでは日本の歴史、風土などなど日本のことなんか何にもわかりません。栃木県を最下位だと馬鹿にする前に、自分たちの知識のなさ、教養のなさ、常識のなさを恥じるべきだと思います。

白地図買いに走れ!

さあ、このBTIを読んだら、すぐ家族全員で、旺文社の中学入試出る順「白地図」を買って、一生懸命、一から日本地理を勉強し直してください。最後に芸人の有吉の言っていた言葉をお伝えします。有吉はまともな人間ですね。

「ランク付けは余計なお世話だと思いますよ。47都道府県どこも魅力がありますから。都道府県それぞれに行ってみないと。行ってみたら、絶対いいところがあるから。新たな魅力を見つけて欲しいなと思います。」

コロナが落ち着いたらトップ君とのんびり旅でもしようかなー。

BRAIN TRUST INFORMATION  No.145

前の記事

食育

次の記事

ナオミの抵抗