こむろ

もう秋も終わりです。そしていよいよ冬です。さらにいよいよ受験生諸君は、大学センター試験を皮切りに3月まで試験が続きます。今年もしっかりやってくれよ~。なんて思っているこの頃、皆様いかがお過ごしのことでしょう。

こむろ

それにしてもこの11月はいろいろな事件が起こりましたね。中でも一番頭にきたのが小室とかいうやつの詐欺事件です。

細かい情報は忘れましたが、10年前くらいには高額納税者で何億も稼いでいた人間が、売れなくなってどんどん転落していった中での詐欺事件です。

収入がなくなってきてるんだから生活レベルくらい下げればいいのに、逮捕されたときでも250万くらいの家賃のマンションに住んでいたわけでしょう。何億もの借金を地道に返してきた加山雄三がキレるのももっともなことです。

慰謝料7億

離婚した元妻に払う慰謝料が7億円…。これも法外なお金ですが、それとは別にこの妻は養育費まで毎月もらっていたんでしょう。そして、通帳に養育費が入ってないのに気づいた、なんて何ヶ月もわからなかったなんて呆れてモノが言えません。どれだけ養育費を払っているんだか…。

さらに現在の妻。金がなくなっているのがわからなかったんですかね~。一緒に贅沢な暮らしを続けていて不安なんかなかったんでしょうか? まったく腹の立つ人間たちです。

ただの見栄

それにしても、生活レベルを落とすことは難しいものですね。一度でもいい思いをしてしまうと、前の状態に戻ることはプライドが許さないんでしょうか。プライドじゃありませんね、ただの見栄です。

こんなくだらない見栄で5億円ものすぐばれるような詐欺事件を起こすんですから、小室とかいう男は頭悪すぎます。見栄を捨てることができず、天国から地獄へと転がり落ち、最後は詐欺ですからね…。情けない男ですよ。

おまえのどこがアーティストだ

この小室とかいう男に関して、一番腹の立つことは別のところにありまして、以前やつが羽振りの良かったときに言っていた言葉です。

「アーティストは我儘でいいんです」

だって…。ぶっ飛ばしてやろうかと思いましたよ。だいたい、あんな曲のどこが「芸術」なんですか? 最近はアーティストなる言葉が軽く使われてますが、日本語直訳で「芸術家」なる人なんてほとんどいませんね。

芸術には「流行(はやり)」なんてないの

しかも、芸術には「流行(はやり)」なんてありません。バッハの音楽など300年以上昔の音楽ですよ。バッハの楽譜が残っていることにも驚きますが、その300年前のバッハの音楽が今でも演奏されたり、録音されたりするんですよ。10年たっただけで落ち目になる音楽が「芸術」ですか?

かのイギリスの作家オスカー・ワイルドが言っていました。

「流行ほど醜いものはない」

さすがは世紀末退廃的耽美主義者オスカー・ワイルドの言葉です。

サロメーーーー

ワイルドの戯曲「サロメ」なんて私の大好物の作品です。これまたイギリス世紀末の奇才オーブリー・ビアズリーの天才的挿絵の入った「サロメ」を高校のときはじめて読んだときは、足が震えたなー。さらにドイツの作曲家R.シュトラウスがワイルドの原作をそのままドイツ語訳にして完成させた楽劇「サロメ」を初めて聴いたときは心臓が口から飛び出るほどの興奮でした。こういうのが芸術って言うんでしょ?

ちょっと横にそれましたが、「アーティストは我儘でいいんです」じゃないの。馬鹿じゃないだろうか、この男。

リーマン

実は、小室とかいう男以上にムカつく奴をテレビで見ました。リーマン・ブラザーズかシスターズか知りませんがあのアメリカで破産した(?)会社の社員です。そいつらなんか、散々給料もらっていたんでしょう。年収1000万なんて軽く超えてたらしいですが、ということは月平均80万はもらってるんですね~。余裕以上の生活ですよ。人の金を使って儲けていた奴らがそんなに貰っていいんですかね。

昔、日本でも公的資金投入問題が起こりましたが、アメリカも同じでそれに大反対する民衆がいました。私も、あのときは行員の給与を日本のサラリーマン平均年収500万くらいに下げりゃ、一発で問題なんか収まるじゃん、と思っていました。とにかく貰いすぎなの!!

お金は貯めておきなさい

まあ、個人的な怒りが横にそれましたが、ムカつくリーマン・ブラザー元社員の言葉です。

「おかげで娘の教育設計は全部ダメになった。どうしてくれるんだ!!」

だって…。今まで散々貰っていたくせに何言ってんだ! 今までの金はないの? ためてないの? そんなに貰っていたらいくらだって貯められたでしょう。まったく、金を持ってる奴らの頭の構造はいったいどうなってるんでしょう。こういう、見栄を張ることしかできない、頭の悪い金持ちは結局は転落人生になるわけです。神様は見てるんです。

わんすてっぷ

この間の日曜、TBSの夜のテレビで「ワンステップ」というのをやっていました。電気系の大学生が電気屋のない新潟の離島に行って、電気の修理をする話でした。よかったな~。

電気しか向かい合うことができない内向的な大学生たちが、電気機器の修理をすることで、その電気機器の修理だけではなく、その機器には人の思い出や心がいっぱい詰まっていることに気づき、その人に喜んでもらいたいと思って自分の専門外の修理にも本気で打ち込むことができるようになった。という感動のお話でした。

そんな仕事っていいですよね。自分の力で人を喜ばせたり、幸せにすることができたら嬉しいですよ。お金の問題じゃありません。私も、このワンステップを見て改めて仕事の意義を考えてしまいました。

BRAIN の生徒たちも、自分の力で人々を幸せにすることができるような実力を持つ人間に成長してもらいたいものです。

BRAIN TRUST INFORMATION  No.94

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