懐かしのカラヤン普門館ライヴ

04.1.22 BTI.No.62より

新年明けましておめでとうございます。センター試験も終わり、今日は私立高校の推薦入試の日です。1週間もすると中学入試……、ついに受験本番に突入です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

頑張りました、高3生

高3センター入試は、なかなかみんな健闘したようです。例年になく高得点が出ました。数学IAでは100点が2人出ました。90点以上も2人です。英語も200点中180点、つまり90%以上とったのが2人、なかなかやるな~。今年は、センター試験だけで私立大学の合格もでるでしょう。

彼らは、本当に毎日勉強してました。雨だろうが雪だろうが毎日BRAIN にご出勤。これからが本番ですが、彼らは褒めるに値する姿勢で勉強してきました。結果は神様だけが知っています。毎年この時期になると、ふらりとやってくる受験の神様です。さあ、他の受験生たちも頑張りましょう。受験の神様は、すべて見ています。そして、本気で一生懸命努力した者を応援してくれてるはずです。

夢のカラヤン普門館ライヴ

この年末、懐かしいCDを買ってしまいました。年末と言えば日本のコンサートホールは、ベートーヴェンの第9交響曲であふれています。たしかに第9は名曲中の名曲でしょう。あれは、私が高校2年の秋だったと思います。

ヘルベルト・フォン・カラヤン率いるベルリン・フィルハーモニー、そして、ウィーン楽友協会の演奏するベートーヴェンの第9交響曲を聴きにいきました。1枚5万円(?)ぐらいのチケットです。しかも、抽選。何とあたってしまいました。小遣い全額はたき、それでも足りずに親に借金をし、普門館の巨大なホールに向いました。

そのころのベルリン・フィルは凄まじかった。世界の名だたるソリストたちの集合体のようなオーケストラでした。ベルリン・フィルはコンサートマスター(略してコンマス、ヴァリオリンで一番前に座っている人)が何人かいて、カラヤン以外の演奏会は普通一人だけが出ますが、カラヤンの演奏会はコンマス全員出演です。

このときも世界一のコンマスといわれたミシェル・シュヴァルベ、そして、トマス・ブランディス等全員出演、その他の弦楽器では、禿げた頭を真っ赤にして豪快にチェロを弾くオトマール・ヴォルヴィツキー、ヴィオラの名手ヴォルフラム・クリスト、ジャワ島出身のコントラバス奏者ライナー・ツェペリッツ、などなど…。

管楽器では首席奏者はもちろん2番奏者以下も世界的ソリストばかり。フルートはアンドレアス・ブラウ(父親もベルリン・フィルのヴァイオリン奏者)、クラリネットのカール・ライスター、オーボエはローター・コッホ、ファゴットのギュンター・ピースク。

ホルンと言えば、世界最高のホルン奏者ゲルト・ザイフェルト、そしてもう一人の首席ホルン奏者ノルベルト・ハウプトマン、さらに世界最高の4番ホルン奏者と言われるマンフレート・クリアー。トランペットはコンラディン・グロートなどなど(ちょっとマニアックだったかな)。名前を挙げるだけで興奮しています。

そして、これら猛者たちを率いる帝王カラヤン。その上、世界に名だたるプロの合唱団より凄まじいウィーン楽友協会の合唱団。まさに夢のような演奏会。そして演奏する曲がベートーヴェンの第9ですよ。

あー生きてて良かった。

音楽家になろう

演奏が終わった瞬間の興奮はすさまじかったを通り越してました。聴衆の叫び声に巨大な普門館が支配された瞬間でした。

ベートーヴェン、ベルリン・フィル、ウィーンの合唱、豪華ソリスト陣、そしてカラヤン。この人たちの力が、何千もいる聴衆に感動を与えることができるのです。「音楽家になろう。そして、自分の演奏で人々に感動を与えたい。」と、そのとき自分の将来が決まりました。あ~懐かしい。

じーんとするな~

そんな懐かしい思いの詰まった演奏会のCDが、出たわけですよ。すぐ買いました。すぐ聴きました。聴いたといっても、家に帰るのは夜中、帰れないことも多々あります。朝も早いので家で聴くなどできません。行き帰りの車が私の唯一のプライベートタイムです。車の中で音量上げて聴きました。

懐かしい。思いが甦ります。夢を追った自分。夢をつかんだ自分。そして挫折した自分。じーんときました。年をとったんでしょうね。最近は体調も思わしくなく、風邪もなかなか治らない、いつまでも咳が続く。もう、棺おけに片足突っ込んでるようです。なんてパソコン打ちながら、くら~くなってると生徒たちがやってきます。すると元気が出るわけですよ。「こいつらに夢を与えなければ」と。

人生をかける夢を持ってもらいたい

だからこそ、勉強してもらいたい、何でもいいから人生をかけるものを見つけてもらいたい。今の子供たちは夢を持ってない。感動したことがないからです。では、勉強で感動させることができるのか。授業を通して生徒たちに感動を与える。それが私の死ぬまでに成し遂げたい夢です。死ぬまでにあと10年はあるでしょう。まだまだ頑張らなければと思う今日この頃です。