受験の答え合わせ

世界中に猛威を振るう新型コロナウイルス。手洗い、うがい、咳エチケットなど、しっかりやりましょう。まさか、世間の日本人のように浅ましく買い占めなどはされていませんよね。

さて、受験もほとんど終わったので、そろそろ答え合わせをしましょう。「え、何の答え合わせ?」

受験に合格するために、受験直前の「正しい気の持ちよう」の答え合わせです。受験直前を思い出してねー

受験直前禁止12項目とその解決策

■1 まだ迷っているの 受験校?

→ここまで来たら、明確な目標に向けてラストスパートに入っていなくてはなりません。少し成績(偏差値や過去問の点数)が足りないくらいでどうしようか迷っているのであれば、受けるのは止めた方がいいです。どうせ受かりませんから……。                   

  ⇒「迷いは禁物」

■2 余計な情報に惑わされている

→「ワイドショー症候群」ですね。外野から入ってくる様々な情報に、いちいち反応する必要はありません。合格するための勉強に「没頭」してください。最も困るのは、保護者の方がうるさい「外野」になってしまっている場合があります。気を付けましょう。     

  ⇒「外野は無視」

■3 「落ちたらどうしよう……」「自信がない……」が口癖になっている

→「かまってちゃん」症候群といいます。周りの人たちに振り向いてもらいたい子の特徴です。周囲に、こういう「かまってちゃん」がいたら、足を引っぱられるので気を付けましょう。保護者が「かまってちゃん」になると、子どもの足を引っ張り共倒れになります。不安がまったくない受験生はいないでしょうが、それを口に出していると、本当にそっちの方向に意識が引きずられるものです。

    ⇒「かまってちゃん禁止」

■4 勉強量は足りてる?

→勉強の絶対量が少なければ、周りの受験生に負けてしまうのは当然です。ただし、必要なのはだらだら勉強「時間」ではありません。勉強の「量・質」です。ここを間違えないように、指示されたことを時計を見ながら勉強しましょう。

     ⇒「時計をしっかり見る」

■5 睡眠時間 削ってない?

→睡眠時間を削って夜中まで勉強。無駄なことです。毎日睡眠時間が足りないと体が持ちません。昼間の集中力にも影響が出ます。よく寝る。よく食べる。体調を万全にして、無駄な時間を使わず、効率的にやるべきことをこなしていくかがポイントです。 

      ⇒「無駄を省き、効率的に」

■6 友だちと一緒に勉強してませんか?

→友だちの家や図書館などで誰かさんと一緒に勉強している。そんな生徒はうまく行きません。受験勉強は本来孤独なもので、最終的には1人でやらなくてはならないものだということが分かっていないのです。ついおしゃべりをしてしまったり、友だちをボーっと待っているだけだったり、無駄な時間を使っている場合が多いです。

  ⇒「勉強とは孤独なもの」

■7 焦って過去問ばかりやる

→「過去問中毒症」といいます。過去問実施の目的は、その学校の出る問題・出ない問題、形式等の傾向がある程度つかめるよう慣れることにあります。したがって過去問だけにとらわれることは要注意です。過去問と同じ問題は出ないので…。少なくとも、11月になってから教師の指示に従って過去5年分を古い年度のものから2~3回ずつはやりましょう。

  ⇒「過去問中毒脱却」

■8 分からない問題に時間をかけていませんか?

→1問をウンウン唸りながら時間をかけて考えている生徒。百害あって一利なしです。せいぜい5分真剣に考えてまったく方針が立たなかったら、解説を見るか、質問してください。それでも理解できない場合は、本番でも捨て問です。ほっといてください。

    ⇒「無駄に考える時間をカットせよ」

■9 また買ったの? 新しい参考書・問題集

→ダメ受験生の典型です。これからの時期、もう新しいことに手を出す必要はほとんどありません。今までやってきたことをいかに完璧にするか、入試本番でいかに自分の実力を発揮するか、この2点に集約すべきです。

  ⇒「復習重視」

■10 ケアレスミスの存在を疎かにしている

→「これはケアレスミスだから…」とか言っている生徒。本番でもそんなこと言えますか? 点数がとれなかったら落ちるだけです。ケアレスミスも、分からなくて落とした問題も「点数が取れない」ことに変わりはありません。常日頃からケアレスミスをしている生徒は、本番でも必ずやらかします。「とんでもないミス」を。この時期は、ケアレスミスほど、しっかり分析・復習する必要があるのです。ミスをなくすための「対策」を考えましょう。

    ⇒「ケアレスミスも実力のうち」

■11 先生の教え方が悪いから…

→と言っている生徒。BRAINの教師は日本中探しても、どこにも見つけることができないほどまともな教師です(本気か?)。教え方が悪いはずがありません。「だってわからないもん…」という生徒は、わかろうと努力しない生徒なのです。教師に覚えろと言われても、覚える気がないから覚えない。そうして「BRAINでは成績伸びないから他塾に行きます」と消えていく。勉強も人生も「人のせい」にする子たちは、いつまでたっても、どこへ行っても成長しません。

    ⇒「他人のせいでは成長しない」

■LASTの12 受験できることや塾に通えることに対して感謝の気持ちが持てていない

→私の30年を越える経験を通しての結論です。ここがダメな生徒は、入試でいい結果が出ず、受験を通して成長することもできません。毎年、奇跡的な合格を勝ち取ってくる生徒は、だいたいこの部分で感心する生徒たちです。家族・先生・友人・塾の仲間等に、感謝の気持ちを持つことが大切です。今自分の置かれている環境・状況は、とても恵まれていて、ありがたいことなんだということに気づいているかが重要なんですよ。それは、小学生であっても同様です。子供をそういう人間に育てた家庭は必ず受験も、そして人生も成功します。

  ⇒「家庭力が子供を成功に導く」

∞   ∞   ∞   ∞   ∞   ∞   ∞   ∞

いかがでした答え合わせ?「じぁあ受験前に言えよ」という声が聞こえそうですが、復習も大切です。もう一度この12項目をじっくり読んでください。「人生」のヒントも入っているので。

BRAIN TRUST INFORMATION  No.143

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