日本人の美徳

07.10.22 BTI.No.82より

あの猛暑から2ヶ月たち、あっという間に寒くなってきました。皆様いかがお過ごしのことでしょう。このところ、だいぶスポーツ界はにぎやかなようです。世界柔道やレスリングのアホな判定で日本スポーツ界は揺れ動き、サッカーもU-22は負けるし、巨人は私の予想通りCSでこけるし…。とはいえ、一番の話題は亀田家の人々ではないでしょうか。

切腹

亀田ファミリーも散々バッシングされているようで、まあ、仕方ないと言えば仕方ない話ですね。「切腹」とか、大胆なことを言ってしまいましたし。「切腹」は三島由紀夫で終わりにしてもらいたいです。

諸外国では、まだ日本の死刑は「ハラキリ」だというとんでもない認識もあります。これだけ国際化と言っても、日本人は「刀を挿して、ちょんまげして歩いている」と思っている外国人は山ほどいます。

「えー、何考えてるの~」、しかし、日本人だって、エジプトは「どこもかしこもピラミッドだらけ」「砂漠に住んでる」と思っている人が多いわけだからおあいこですね。ちなみにエジプトの教科書には「日本は空に畑がある」という表現があったそうで、実はそれって、段々畑のことだったりして…。

下品芸能記者と下品テレビの存在意義とは?

言う方も言う方なんですが、大の大人が亀田なにがしに「いつ切腹するのか?」などと聞いてるわけですよ。しかも報道関係者がです。報道関係者といっても、芸能関係中心の方もいらっしゃるようで、誰が結婚しただの、結婚式の費用は○億円だの、結婚式のテレビ中継もあったりして、あほ。

離婚しただの、デートしていただの、なにやらかにやら。「他人のことなんかどうでもいいじゃないか!!」などと思うのですが、こういう記事やテレビが暇な人達には受けるらしいんですね、日本は。しかも、その芸能記者がテレビなどで、さも「私は何でも知っている」のような堂々たる態度で話しているわけですよ。いい年こいた大人が、よく、大真面目に芸能ゴシップを語ることができるなー…。幼稚ですね。それが人気があるんだから、本当に日本人て恥ずかしいな…などと思ってしまいます。

亀田ファミリーもボクシング本筋から離れ、そういった恥ずかしい大人たちによる「芸能ネタ」に乗せられ、テレビ中継を盛り上げるために利用されているわけです。そうでなければ、あの今までの不遜な態度をテレビ局でもカットするでしょうに。吠えさせるだけ吠えさせ、下品な汚い言葉を日本全国に巻き散らかせ、それにギャラをたくさん与え…。まったく…。

亀田家の実像は?

東京では、亀田ファミリーの近所の人達は、父親も腰が低いということも言っており、一番下の娘の運動会では、娘と手をつないだりしているいい父親らしい。子供たちもコンビニとかで会うと、ちゃんと挨拶するそうです(大阪では違ったようですが)。

こんな話を聞くと、テレビでは下品で不遜な態度をする、まあ、いわゆる「汚れ役」を演じていることも一部考えられます。そうであるなら、それを貫き通す亀田ファミリーもある意味マスコミの被害者とも取れるわけで、結局TBSを初めとするマスコミ連中の「いけにえ」になってしまったとも考えられます。

とはいえ、18の未成年者が「汚れ役」と普通の状態の区別ができなくなり、神聖な試合で反則技を連発したことは許されるわけではありません。そういう意味で、今回の執行猶予付きの判決になったと取れる処分だったことは適正だったと、私は思っています。

ウィーン・フィルの「表と裏」

突然ですが、オーストリアに「ウィーン・フィルハーモニー」というオーケストラがあります。「ベルリン・フィル」と並ぶ世界最高のオーケストラです。実際聞いてみると、「何でこんな音が出るのか」と言うくらい、美しく、豊潤で、しかも強烈なパワーを持っています。普通のオーケストラの2倍は音が大きいんです。

1950年代ごろイギリスにこれもとてつもなく素晴らしい「フィルハーモニア管弦楽団」という名人集団オーケストラがありました。今もありますが、昔ほど良くはありませんが…。あの名指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンはこの3つのオーケストラについてこう語っています。

「フィルハーモニアは練習のときと同じように演奏会でも素晴らしかった。しかし、高揚することはなかった。
ウィーンとベルリンは、演奏会では、最高の練習をした以上の何かが表現される。これは驚異である。」

こんなウィーン・フィルも、彼ら自身は自分たちのこの世界最高のオーケストラを「ウィーン・ホルモーニカー」つまりホルモンが多い、と言っているんです。わかるように言うと、ウィーン・フィルの団員たちはほとんどが離婚と結婚を繰り返しているようで(大袈裟かな)、そんなわけで「(男性)ホルモンが多い」と言っています。手っ取り早く言うと、要するにみんな「助平ジジイ」らしいです。表では「世界最高のオーケストラ」、裏では「助平ジジイ集団」。まったくー。でも、彼らはその「表と裏」をしっかり使い分けているわけです。

頭の悪い大人たち

亀田ファミリーの問題は、この「表と裏」の使い分けがまずかった。下手だったんです。理由は「頭が悪いから」でしょう。しかし、亀田を批難するなら、よく分からないんですが、プロレスや、K-1だとかの総合格闘技も批難されてしかるべきです。試合前に「息の根を止めてやる」だとか下品のスーパーマーケットです。

これらは興行で虚構の世界でしょうから、多少は仕方ない側面もあるかもしれません。しかし、日本全国にメディアを通して言うべき言葉ではないだろう。だから「頭悪い」んです。「頭の悪い大人たち」を「頭が悪い大人たち」が使って日本全国に「頭悪くなる菌」をばら撒いているようで腹が立ちます。

勝負とは、お互いを尊敬しあってからこそ、正々堂々と戦えます。相手をけなしあってする戦いはただの喧嘩です。そんなこともわからない「頭の悪い大人たち」は「美しい国日本」(時代遅れだなー)から追放しましょう。

日本人の美徳

翻って、BRAIN の生徒諸君よ、よく聞きなさい!!

計算ミスや単語が書けない、漢字も書けないなんて、受験する学校に対して失礼だと思いませんか?

「あんたの学校は、計算ミスくらいかまわないんだろ」
「あんたの学校は、単語このくらい書けりゃいいんだろ」
「あんたの学校は、漢字このくらい書ければいいんだろ」

こう言っているようなものです。

自分の受けたい学校にしっかり敬意を持つこと。そうすれば、手抜きなんかできません。自分が対峙する相手には常に敬意をもって接する。それが、美しい姿なんです。そういうことができて、初めて「表と裏」の違いも認識できるようになるでしょう。

日本人の美徳は『謙虚であること』。これを忘れないで頑張っていきましょう。