偽善者は嫌いだ

2003.4.30 BTI.No.54より

いろいろな事件が起こり、久々の通信になってしまいました。皆様いかがお過ごしのことでしょうか。
あっという間に新学年。桜も行ってしまいました。ここ2ヶ月で世の中は目まぐるしく変わりました。
(2003年度入試結果は こちら )
BRAIN にも、新メンバー「リキ」が登場し、大変なことになっています。リリーは病気で自宅療養になりました。私も、埼玉から八王子に引越し再び都民になりました。そんな中で国際情勢の大激変です。サーズもすごいですが、やはりイラク戦争です。

誤爆

今回のイラク戦争については、いろいろ考えさせられたものです。誤解をせずに最後までお読みいただきたいのですが、報道などで、「今回の米軍の攻撃によって、病院が誤爆され多数の一般市民が死亡した」。「民家が破壊され罪のない一般市民が死亡した」などのような米軍の攻撃が、各方面、つまりイラクを中心とするアラブ諸国、また攻撃を仕掛けたアメリカ・イギリスの民衆からも、さらに、直接攻撃をしていないその他の全世界の人々からの非難の的になりました。

戦争とは

私はなぜ、一般市民を殺したことが非難を浴びるかが不思議です。戦争というものは、人を殺してなんぼの世界ではないのか? 戦闘員であろうと、非戦闘員であろうと、多数の人々を殺害し、組織を破壊することによって国力を奪い、戦勝国が敗戦国を言いなりにするのが戦争ではないのか?

これが戦争なんだから、誤爆であろうが何であろうが人を殺したって勝つためにはかまわないんでしょう。なぜ、非難するのか、さらに攻撃しているアメリカ・イギリスの民衆が非難するなんてアホじゃないか。私はそう思いました。

60年前を忘れてしまいましたか?

過去、日本でも太平洋戦争があり、広島・長崎の人を多数どころではないくらい殺傷できることが分かっている原爆投下により、日本の一般市民である非戦闘員が、約30万人殺害されたんですよ。

東京大空襲においても、まず油を上空からまき、家や人を燃やしやすいようにしたうえで焼夷弾を何千発も投下し10万人以上の一般市民が殺害されたわけです。東京だけではなく、日本の都市はほとんどそのような一般市民を殺害するために攻撃を受けたのを忘れてしまいましたか。

どれだけの日本人が殺されたか

その結果、原爆を含めて日本の一般市民は約100万人がアメリカ軍のために殺害されました。アメリカ本土でも、日系人は収容所に強制的に入れられ悲惨な目にあってきた。戦後、アジアの各所において戦争裁判が行われ約1000名の軍人が処刑され、シベリア抑留で約48000人が死亡、さらに真偽は確定はされていないもののソビエトの秘密裁判により約3000名、中国の人民裁判においても約3500名が処刑されたという話もあります。

偽善者ども

これが戦争ではないか。勝つためには、人を多数殺せばいいんです。人を一人でも殺せば、殺人罪として処断されるのに、戦争においては、多数の人を殺害した者が「英雄」になる。

したがって私には今回のイラク戦争で一般市民が死亡したことを非難している連中は、ただの偽善者であるとしか思えません。このような悲惨な結果が待っていることを知りながら、戦争遂行に賛成の決議を行ったアメリカという国は偽善者の塊です。

ちなみに、イラク戦争の前線で戦っているアメリカ兵の多くは、貧しい移民たちです。戦争に行くことによってアメリカの市民権を取ることができるからです。自由の国と呼ばれるアメリカという国の実態がおぼろげながら分かってきます。

絶対戦争をしてはならない

となぜ思わないのか。歴史とは、過去の事実を分析し、それを基に将来の人間に幸福をもたらす学問である。これが私の持論ですが、この意味では、全く学問としての歴史は学問として成り立たないことが暴露されてしまいました。

戦争はどんな理由があったとしても絶対反対です。絶対してはいけないことでしょう。自分の子供が骨を折っただけでも大騒ぎするのに、その大事な子供たちを戦地に送っていいものか。考えなくても分かります。私だって、今まで私なりに必死で教えてきた生徒たちを戦地に送るなどとはとんでもない。

こんな馬鹿な戦争は二度とないようにするのが、国の責任であり、その国を構成しているわれわれ大人たちの責任だと思います。