頑張れ ニッポン!

梅雨空のうっとうしい時節となりました。皆様いかがお過ごしのことでしょう。

日本の物価

毎年でしたら、うっとうしいで終わりですが、今年はなぜか熱くなる年です。いわゆるワールドカップ効果でしょう。多分、日本にやってくる外国人の数がこれほど多いのは、東京オリンピック・大阪万博についでではないでしょうか。いや、それ以上かもしれません。

ただ正直言って、外国人にとって日本は、最も住みにくい国の一つかもしれません。まず、宿泊施設の値段の高さ。これは驚きです。そして、物価…

昔は演奏会などによく足をはこんだものでしたが、その演奏会の高さたるや…。来日オーケストラ、特にベルリン・フィルやウィーン・フィルなどは一人五万円なんて席もありました。

我々国内に住んでいる人たちさえ、簡単に旅行などはできません。何とかならないものでしょうか。さらにこの6月の蒸し暑さ。あ~ア。

サッカー嫌いなんだけど

さて、ワールドカップです。私は、正直サッカー嫌いで、Jリーグなんて全く関係の無い人種です。ところが佐野先生(彼は、前回のフランス大会のときは上司に嘘ついて仕事をサボりフランスへ行った)の影響を受けTV観戦をしたわけです。とにかく、面白い。これが感想でした。

贔屓のドイツ。クローゼの「頭」はいい。ヤンカーの「頭」もいい(別の意味で)。イングランドのベッカムの「サッカー生活の最後は日本で送り、引退後は日本の子供達を教えたい」はいい話でした。韓国の気合には感動です。遅刻当たり前のカメルーンも何か心を和ませます。

そして、フランス・アルゼンチン・ポルトガルの1次リーグ敗退。先月の佐野画伯の予想ではこの3カ国が優勝候補だったらしいのですが、やはり佐野画伯はただの酔っ払いということがばれました。

夢を見てしまいました

それにしても、日本。頑張ってます。ベルギー戦は本当は勝っていた。日露戦争も、2連勝。チュニジア(2000年位前はローマ帝国を脅かしたカルタゴです)戦の勝利。万歳です。実は、チュニジア戦前夜に夢を見ました。1点差負けでも決勝トーナメント進出を知ってから。夢の中では、日本がなんと2対0で負けてしまったのです。良かった、正夢でなくて。

ところが、トルコ戦を控えたおとといの晩、また夢を見てしまったのです。日本対トルコ、結果はオウンゴール(間違えて自分のゴールに入れちゃった)で1対0の負け。飛び起きましたよ。今回も正夢でないことを祈ります。

サッカーに開花?

佐野先生から、いろいろ本を借りてワールドカップのお勉強をしました。いろいろなことがあったんですね。知れば知るほど面白くなりました。チームはもちろん、選手個人のことも。ますます面白くなり、いよいよサッカーに開花か。などという勢いです。でも、たぶんワールドカップが終われば、またもとに戻る気がします。

理由は簡単です。このワールドカップが、サッカーを超えた存在であるからです。国と国とのぶつかり合い、駆け引きに、各国の文化を感じるからでしょう。

愛国者

長くなるので、ここら辺にしますが、今回のワールドカップでわかったことは、やっぱり自分は、愛国者だったんだなあ、ということです。

戦後、アメリカの政策により、国を愛することが日本では疎遠にされてきました。愛国者=右翼のような方程式まで、感じられます。しかし、自分の国を愛さないで、他の国の価値がわかるのか、と私は言いたい。愛してるからこそ、欠点を変え、いい所を伸ばしたいと思うのではないでしょうか。そして初めて冷静に諸外国を見ることができるのではないでしょうか。

本物の政治家が必要な日本

何とか大臣の「エイズ」発言など、患者の立場をどう考えているのでしょうか。日本のエイズの現在の状況を考えたことがあるのでしょうか。病気を広めたのは厚生省が原因ではないのですか。治療法を確立することができないのは、国が研究費を出し惜しみしてるからではないですか。自分の国の患者のことを少しも考えずに、他国を、この難病を持ち出して、例示するなどとんでもない話です。

政治家が、本当に国を愛しているなら、苦しい人たちを必死になって救うのが責任だと思います。 私利私欲に走らないで、もっと愛国心を持ってもらいたいものです、ムネオさんも。

BRAIN も同じですね。 生徒たちに、できる限りの愛情を注ごう(気持ち悪いという意見もありますが)と再認識させたワールドカップでした。頑張れニッポン!!!

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