中原先生について

アルク進学教室 塾長 岡崎孝寿氏 投稿 01.12.17 BTI39号より

○○○進学教室吉祥寺教室、小5の3組の教室から響き渡る声。

「バカヤロー!」
「死んじまえー!」

不良教師がいる。それが私の中原先生に対する第一印象だった。

教室ではきっと生徒達は恐怖のあまり震え上がっていることだろう。家に帰って、悪夢(もちろん中原先生の)にうなされている子もいるに違いない。なんとかわいそうな生徒達だろう。私は深く同情し、かの不良教師の行動を逐一観察することにした。

授業前の予習、及び授業準備する気配なし。授業中、抜け出しせんべいを食う事、数知れず。誰よりも早く帰り。何故かお小遣いは月、数100円。問題教師だ。私の疑いは確信へと変わった。

ある時、機会があり、例の授業(小5の3組)を見学させてもらうこととなった。とって食われることはないだろう。若干の不安を感じつつ教室へ向かった。

ところが、そこで見たものは生徒達の喜々とした顔、積極的に発言しようとする生徒達の姿だった。どういうことだ。恐怖に支配された授業を思い描いていた私は、その光景に目を見張った。

まもなく、その謎が解けた。中原先生は怒鳴る回数の3~4倍(当社比)誉めていた、いや誉めちぎっていたのだ。いわく「よくやった!」「天才!」、時には生徒を抱きしめて(もちろん男子に限るが、多分…)。実は中原先生の授業は誉めて育てる授業だったのだ。

最後にこの時に実際に聞いた中原先生と生徒のハートウォーミングなやり取りを紹介しよう。

男の子 「先生。トイレに行っていいですか。」
中原先生「だめです。」
男の子 「もれちゃいます。」
中原先生「もらしてください。」
男の子 「……」

私は現在、府中で学習塾を経営しています。中原先生とは、以前、○○○で職場を共にし、よき先輩として多くのことを教えていただきました(ウォッカの飲み方やどこの牛丼屋がうまいかなど)←それだけか? 中原談。今回、その時の思い出をBRAIN TRUST INFORMATIONに掲載して頂けることとなり、駄文ながら寄稿させて頂きました。

BRAINの益々の発展をお祈り申し上げます。