新年の決意

13.1.26 BTI.No.132より

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。こんなことを言っては受験生諸君に怒られそうですが、今年は私も、昨年のように便器を破壊することなく平穏無事な正月を迎えることが出来ました。

受験生諸君はセンター試験が終わり一段落ということにはならないでしょうが今年のセンターは国語も数学もどの大手予備校も「難化した」ように書いており、泣いている受験生も多かったと聞いています。

恐れていたことが起こりました

そんなわけで、ちょっと今年の数ⅠAの問題を見てみたのですが、結論から言ってまったく難しくなっていませんでした。中高6年一貫校の弊害が出たと言わざるを得ません。なぜでしょう?

理由は簡単です。第2問・第3問は高校受験勉強をしっかりやっていればある程度出来た問題だからです。第2問は「一次関数の基礎」、つまり中2範囲がしっかり出来ていれば取っ掛かりやすい問題でした。第3問は「三平方の定理と円」がしっかり出来ていれば解けていた問題です。

「しっかり出来ていれば」というのはどのくらいの程度かというと、都立高校の入試数学問題レヴェルではダメです。あまりにも低レヴェル過ぎます。私立上位校、つまり早慶、中大附属系、明治附属系、立教、成蹊レヴェルの過去問が「しっかり出来ていれば」という程度なのです。

そんなわけで、中高一貫校用の「体系数学」なる教科書を使っているレヴェルではお話にならないのです。実際BRAIN でも12月に高3数学の授業で、中3の図形のプリントをやったのです。ちなみにその図形範囲は「ゆとり教育」前は中2数学の単元であった「相似」なのです。

中高6年一貫校といえども

中高一貫校から大学受験はこの6年間の使い方を誤ると、目も当てられほど悲惨になります。なぜなら6年は長すぎるからです。

「一貫校は6年間を部活や友人関係などで有意義に過ごすことができるからいい」と思った方は大切なことを忘れています。勉強の能力は6年間のんべんだらりとやっていれば確実に落ちていくものです。筋力と同じです。

一貫校といえども中3の時期に高校受験レヴェルの勉強をしておくことで能力低下が防げます。安易に中高一貫校は考えてはいけません。

ゆとり教育に似ているなー

どうも「中高一貫校信奉者」の考え方と「ゆとり教育」の考え方は等しいように思うときがあります。「中学で私立に入れちゃえばあとが楽(らく)」などと「楽(らく)」であるという考え方で、中高一貫校を選択した場合、必ず大学入試で手痛いしっぺ返しを喰らいます。世の中、楽して上手くいくなんてことはありませんよ。

総選挙

さて、この年末は衆議院総選挙で民主党はどこかに行き、自民党が帰ってきました。武蔵野地区では元市長の土屋が返り咲き、菅直人は比例区で復活当選。この選挙も疑問でした。

前回の総選挙では、自民党が嫌になったから民主党になっただけで、誰も民主党のマニフェストなど信じていませんでした。だってお金もないのに実現不可能なバラ撒き政策だったでしょ。信じる人の方が信じられませんよ。

そして今回、民主党が嫌になったから自民党ですか…。国民の思考はどうなってるのでしょう。じゃあ、今度は自民党が嫌いになったら民主党なのでしょうか?

横粂候補

そんな年末の選挙で負けてしまった候補者に強烈腹の立つヤツがいました。はっきり名前を覚えていませんが「横粂某」という男です。若くて少しはましかと思ったのですが最低な人間でした。直接これをこの野郎(下品で失礼)に読ませたいものです。もし、横粂の関係者の方がいらっしゃいましたら、このBTIをあのクソ野郎(下品で失礼。以下省略)に見せていただきたいものです。

敗戦の弁であいつは「無職で収入がないので、塾のバイトか家庭教師でもやろうかな…」だって。

皆さん、塾の教師や家庭教師なんて世間ではこの程度でしか思われてないんですか? 実際、昔勤めていた大手学習塾でも次の仕事へのつなぎで入社したヤツやら、まともな社会生活が出来ないから入社したようなヤツが多かったことは事実です。数年前にも関西の塾でバイトの大学生が小6の女の子を教室で殺害したなんて事件について2005年度BRAIN 通信68号に書きました。

塾は世の中の最下層

学生としては飲み屋のバイトよりいい金がもらえるから「ジュクコウ(塾講)」は割がいいバイトとして重宝されているようです。

だいたい「ジュクコウ」やら「カテキョウ」(家庭教師のことらしい)などの略語自体腹が立つ。「シュウカツ」なんて初めて聞いたときは何の肉かと思いましたよ。最近の若いヤツらの略語は物事をバカにしているとしか思えないのです。最近のこの風潮をみているとやっぱり塾なんてバカにされる存在なんですよ。それを痛感したのがあの横粂の言葉でした。

BRAIN も塾です。その中でも最も弱小と言われる部類の塾です。世の中からバカにされる塾からもさらにバカにされる存在がBRAIN なんですね。しかし「一寸の虫にも五分の魂」、世の中にバカにされながらも必死でやってるのです。

働けど働けど

そもそもBRAIN は私が大手塾をやめた際に、その塾の中3父母に囲まれ脅迫(?)され、この三鷹に連行され「ここでやりなさい」と命じられ作った塾です。それ以来、よき生徒(?)に囲まれ、気合の入っている生徒(?)に囲まれ、面白い生徒(?)に囲まれ、この生徒たちの力を伸ばしたいという必死の思いで授業をしてきました。

しかし、去年大きな転機が訪れたのです。7月の糖尿病宣告です。気合を入れて食事療法、運動療法、薬物療法をこなしたおかげで3ヵ月後には正常値に戻り、驚異的な回復を遂げたのです。しかし、糖尿病になったと言う事実が、大きな衝撃だったことは間違いありませんでした。

BRAIN のことですから、毎日毎日土日も休まず働いても、儲けもまったくなし。赤字はかさむだけ。そんな中の糖尿病宣告。しかも、こんな生徒も増えてきた。

公式は覚えない。単語一つまともに覚えない。宿題もしない。ただ出席していればいい…。しかも、その生徒が受験生だったりするのです。

こんなときに卒業以来毎年続いている高校のクラス会があり、友人から「そんなに働いても、儲けもなく、病気になって…。それでいいのか?」と言われてしまったわけです。

横粂の落選は天罰

考えました。ヤンキースの松井ではありませんが「引退」の二文字が浮かびは消え、消えては浮かぶを繰り返すのです。そんなときにあの横粂発言を聞いたのです。許せない。こちらは弱小塾で苦しい経営を悩み悩みながらやっている。それに対してあの横粂の野郎は手軽なバイト感覚で塾を捉えているのです。許せない。

横粂よ、塾をやってみろ。BRAIN にきて教師やってみろ。そうすれば、お前の間違いを身をもって知ることが出来るだろう。バイト感覚で塾は出来ない。仕事に貴賎をつけ、教育をバイトでも出来るようなふざけた考えをもっているから落選したのだ。天罰だ。

新年の決意

こいつの発言から私も考えを変えました。悩んでいる暇はない。経営をやるために塾をやっているのではない。儲けるために塾をやっているのではない。1点でも点数を上げたいと思っている生徒、絶対志望校に合格したいと思っている生徒のためだけに勉強を教えるというBRAIN 創立時の原点に立ち戻るべきだ。

今年も給与もろくすっぽもらえず生活もままならないBRAIN 教師たちですが、こんな思いを込めて今年1年もがつがつ授業を進めていきます。

是非、勉強に対して飢えている子供たちを発見したならば、BRAIN に連れてきていただきたいと思います。今年もこのBRAIN を是非、宜しくお願いします。