グリーン車に乗れる人間に

09.9.16 BTI.No.104より

そろそろ10月。秋深まる…と書くはずだったのに、晴れていたり曇っていたりの今日この頃、皆様いかがお過ごしのことでしょう。ぶたさんもはやっています。体調には気をつけましょう。

お知らせ

ここで、お知らせですが先日9月6日夜、国語科担当横山のご母堂様が宮崎のご自宅でお亡くなりになりました。89歳でした。ご母堂様は、90歳近いご高齢にもかかわらず、合気道、居合いなど数々の武道を日々されており、しかも、家族に深い愛情を注ぐ優しいお母様だったと聞いております。9月5日の朝も普段通り玄関を掃除しいてる際に、急性クモ膜下出血で倒れられ緊急入院されたそうです。

私も、ご葬儀に出席するために、昼過ぎの15時10分に東京駅を立ち、新幹線を乗り継いで到着は鹿児島に夜の11時、8時間かけての移動でした。翌日朝宮崎入りしご葬儀に出席させていただきました。カトリックの暖かいご葬儀でした。心からご冥福をお祈りします。BRAIN の授業も代講でいろいろとご迷惑をおかけしたことをお詫びします。

グリーン車は贅沢?

この九州の移動ではいろいろ考えさせられることが多かったなー。「のぞみ」は速いとは言っても博多まで5時間3分もかかります。ということで、今回はグリーン車に乗車することにしました。

「グリーン車なんて贅沢だ!!!」と皆さんお思いでしょう。しかし、今回乗ってみて「贅沢」では単純に割り切れないものを感じました。まず、グリーン車に乗る人はきちんとしています。スーツピシッと着てパソコン打っている人、品のいい老夫婦。大声で騒ぐグループなどいません。

静かな車内で、仕事もはかどります。各座席においてある雑誌も「日本の農業政策」「林業の発展」などなどの話題。読んでみても、内容はかなり濃く、難しいものです。ちなみに普通車にはこの雑誌は置かれていません。思いましたよ、「やっぱりグリーン車に乗れる人間にならないといけない」と…。

カツ丼を食える人間になれ

流行の漫画の中にも、似たようなことが書いてあるのを昔読みました。たしか「おいしんぼ」という漫画だったと思うのですが、そこでは「カツ丼を食える人間になれ」だったかなー。そうやって、自分を向上させようとしたんです。「贅沢」ではなく貧しい自分から脱却する第一歩として「カツ丼」を食える人間になれだったと思います。

いい授業って?

「グリーン車に乗れる人間になる」ためにはどうすればいいのか? そりゃ、金持ちになればいいんですが、じゃあ、どうすれば金持ちになれる? そんなに簡単なことじゃないでしょう。たとえばBRAIN の場合ならどうか?

単純に言えば、生徒がたくさん集まればいいんです。じゃあ、生徒が集まるためにはどうしたらいいか? いい授業をすればいいのか? いい授業ってどんな授業? 生徒にとってわかりやすい授業であればいいのか? だったら、いつも簡単な問題ばっかり出して、生徒が「わかるわかる」ばっかり言うような授業がいいわけ? 難問などかけらも出さずに「はいできましたね、みんな良く出来るね。」でもいいのか? これじゃあ、「わかりやすい授業」ではあっても合格は難しいじゃないですか。

実績が勝負?

では、いい授業って実績を出せばいいのか? BRAIN は過去錚々たる学校に合格しています。大学では東大、大阪大、首都大学東京、東京外語大、早稲田、慶應、上智などなどこの寺子屋なみの塾としてはすばらしく優秀です。高校でも早稲田大学高等学院、慶應など、中学でも武蔵、麻布などなど。でも、それで生徒増えたなんて話はまったくないのですが…。

現実、この不況下生徒数が減りなくなっていく塾も多数あります。BRAIN も明日消滅する可能性だってないとはいえません。そんな中、どこに主眼をおいて授業を進めていくのか、いつも考えさせられます。

「じゃあ、臨機応変でいいじゃない」なんていう声も聞かれるでしょう。しかし、「臨機応変」というのは言葉を変えれば「行き当たりばったり」ということです。それでいいの? 受験と言うものは、生徒たちの将来に係わる大事なことじゃないですか? それにもかかわらず、思想性もまったくない「行き当たりばったり」じゃ、教育者として(まあ、たいした教育者じゃないですけどね)正しい姿なんですか?

BRAIN の基本方針

じゃあ、いったいどこに主眼をおくんだよー。この突然の旅の中、グリーン車に乗ったことでBRAIN 創立時の方針を明確に再認識しました。

向上心を持った人間に育てなければいけない

これをBRAIN の支柱として授業を行う。どんなに勉強がつらくても、希望の学校に合格できるように、必死で努力できる人間を育てる。「これでいいや」「入れるところには入れればいいや」なんていう考えは捨ててください。そんな考えじゃ、この先もっと大変なことがあるんですよ。

成人して社会に出る。社会人になれば、学校での勉強がいかに楽だったかがわかるでしょう。そのとき、社会のつらさに耐えられなかったらどうするんですか? 仕事をやめてフリーター、ニートになってやっていけますか? 玉の輿? 配偶者なんて、自分と同じレベルの人間になるものです。アホな男にはアホな女、アホな女にはアホな男。世間ではそれが当たり前なんです。

原点に戻ろう

BRAIN でも、もう一度原点に戻って全教師で「向上心」を引き出す授業を進めます。その分、授業は厳しいでしょう。覚えるべきことを覚えてこない。やるべき宿題もやってこない。こんなのは言語道断です。勉強以前の問題です。こういう生徒は誰一人としていないBRAIN 、生徒みんなが目標校に向けて「明るく」進んでいくBRAIN をもう一度認識し直して授業を進めていく。

子供というものは

子供というものは、昔からつらいことはすぐ投げ出してしまう。これは当たり前です。しかし、そこに「目的」があれば、そのつらさを乗り越えることが出来る。乗り越えれば乗り越えたで、また次のつらいことが出る。それも強い「目的意識」があれば乗り越えることが出来る。するとさらにつらいことが出てくる。「目的意識」が強ければ強いほど、そのつらさを何回も乗り越えることが出来る。このつらさを跳ね返して何度も何度も乗り越えていく力が「向上心」でしょう。

強い人間に育てよう

「向上心」は強い「目的意識」があればあるほど高められます。「カツ丼をいつでも食べられる人間になりたい」でもいいでしょう。「グリーン車に乗れるような人間になりたい」でもいいでしょう。受験生諸君なら「あの学校に入りたい」じゃ駄目です。「あの学校に何をしてでもいいから何が何でも入りたい」くらいじゃないといけないんです。

そして、「向上心」を支えるためにはあとひとつ必要なこと。それが、「愛情」のある応援です。ご家庭で、優しく、またあるときは厳しく子供たちの「向上心」を見守ってあげることが大事なんです。

「塾に任せているからいい」ではありません。親と塾、つまり回りの大人がばらばらではいけないんです。だからこそ、暇なときは是非BRAIN に足を運んでください。メールでもいいです。愚痴でも文句でも何でもかんでもぶちまけましょう。世間話でもいいじゃないですか。親がしょっちゅうBRAIN と話していれば子供だって変わるんです。

シルバーウィークが終われば面談週間も始まります。是非、BRAIN の教師とともに子供の「向上心」を引き出して、子供たちを強い人間に育てて生きましょう。

忘れてました。申し訳ないですが「グリーン車に乗れる人間になる」ために、生徒をたくさん連れてきてくださいよー(笑)