抜け落ちてしまった大切なもの

08.9.18 BTI.No.92より

夏期講座も無事終了、あっという間に9月、皆様いかがお過ごしでしょうか。

頑張ったね~

今年も受験生諸君は頑張りました。小6は、1日7時間の授業×20日間で合計140時間、合宿40時間を含めて全部で180時間の学習。中3、高3でも合宿を入れて150~200時間をBRAIN で勉強したわけです。当然、宿題で家庭学習を最低3時間はしているはずですから、家庭でも120~200時間は勉強しているはずです。ということは、この夏休みで受験生諸君は少なくとも270時間、多い生徒で400時間は勉強したことになります。

普通は週4回通って月に50時間位しかBRAIN では勉強できないんですよ。宿題だってちょろちょろやって、月20時間で、合計70時間がいいところではないでしょうか。このひと夏で、時間だけで通常の5倍以上は勉強してるはずです(はずが多い)。そう考えると恐ろしいものです。問題は時間ではなく、内容なんですが、それでもすごい量を勉強したわけですから、身に付いたものも、通常の数倍にはなったはずです。

期待の夏期講座最終日の月例テストは…

これだけ夏期講習で勉強したんですから、みんな高得点続出の月例テスト…と思っていたわけですが、ふたを開けてみてびっくり…。特に中3の数学には心臓が停止するかと思いました。

とにかく、計算ミスは激しいは、関数はまるでダメ、図形に至っては…。ただ、暗記すれば出来る問題すら暗記できていなくてボロボロ…。また一からやり直しですよ…、トホホ

とにかく(とにかくが多い)、今の生徒たちの暗記力・記憶力のなさは驚くばかりです。とくに小中生が激しい!!! 「ゆとり教育」の欠陥がはっきり出てしまいました。勉強はまず覚えて真似することから。こんな基本事項すら出来なくなってしまったんです。「考える」ということはこういった基本的ベースがなければ出来ません。

私たちが小僧だった頃

私たちが小僧だった頃はそんなに勉強しなかったですよね~。私も小学生の頃は毎日外で遊び呆け、宿題もやらず毎日のように廊下に立たされ、張り倒されを繰り返していました。中学からは部活ばっかりです。まず勉強なんかしなかったですね。やっと高校受験の夏ぐらいから問題集買い込んでしこしこやった程度です。保護者の方々もそんなもんだったでしょう?

それが、今の子供たちは塾まで通って大変だなー…なんて思っていませんか? それはある意味間違いで、ある意味正しいんです。

間違っている? 正しい?

間違っているのは、「私たちが小僧の頃はそんなに勉強しなかったのに…」です。

今から30年前の学校の教科書は、現在の教科書の2倍くらいの厚さはありました。しかも字は小さかったです。今の教科書みたいに写真やイラストなんかほとんどなかったです。特に、一番の驚き教科書は英語ですね。今の内容は昔の1/4くらいじゃないでしょうか…。

九九だってまともに言えるまで何度も言わされませんでした? 今はBRAIN の小6でもまだ九九を完璧に言えない生徒がいます。小5は小6の2倍の割合で九九言えません。小4は全員が完璧な九九は言えません。だから授業中に筆算のかけ算が出ると、全員に声を出して九九を言わせてるんですよ。

漢字だって昔は散々テストがあって、書けないと何回もやり直しだったじゃないですかー。音読テストなんかも散々やったでしょう? つまり、当事小学校低学年でやらなければいけないことを、みっちり学校でやってきたんですよ、私たちは。

正しいところは、「塾まで通って大変だなー…」です。いま塾は、小学校低学年で抜けているところをみっちりやるためにどうしても必要になっているんです。本当に子供は大変ですね。

その「小学校低学年で抜けているところ」を具体的にあげてみると2つの大きなものが登場します。

抜け落ちてしまった大切なもの

まず第一に、先ほど挙げた九九や漢字、音読を含めた勉強内容そのものです。

二つ目が抜けてはいけない大切なものです。わかります? 九九や漢字を「覚えなければいけない」、音読が「出来るようにならなければいけない」という意識の定着なんですよ。具体的な九九や漢字は練習すればある程度は完璧近くまでになりますが、完璧にはならないんです、意識をしっかり持たないと…。

この意識の定着がしっかりなされていない子供たちが、成績を上げるためにわざわざ塾まで来て、教師から「ここは超大事だから必ず暗記せよ!!!」と散々言われているにもかかわらず覚えることが出来ず、いつまで経っても、中3になっても点数が伸びない生徒なんです。そういう生徒の特徴は「なんとかなるだろー」「入れるところに入ればいいや」と思っているところです。

受験なんてね~

受験なんて、私が思うに95%が気持ちで、残りの5%だけが頭脳ですよ。「どんなことをしても合格したい」と思う生徒は合格するんです。そう思う生徒は、そのレールを敷いて受験勉強を進めていくBRAIN の授業を必死で聞き漏らすことは絶対ないはずです。つまり『謙虚』で『素直』なんですよ。

「あのデブ教師、また暗記暗記言ってるぜ~」なんて思わないんです。

生徒A   「先生の言うことは何でも聞くから合格させてください」
でぶ教師  「じゃ、お手」
生徒A   「はい(お手のポーズ)」

こんな生徒が合格するんですーーー!!!(笑)

合格3原則

まず第一に、安易な欠席や遅刻は絶対しないことです。「運動会で疲れたから~」「文化祭で疲れたから~」どうぞお休みください。自分の合格可能性が減るだけですよ。

第二に、忘れ物、宿題忘れをしません。しっかり授業を受けるために前の晩までに準備万端、これでよし!! といって布団に入るはずです。忘れ物があるわけありません。

第三は、授業中、机の上のものを落とさないことです。整理整頓は頭の中の整理整頓である。自分の部屋がばっちい、机の上のものが散乱、なんて生徒は一発不合格。

2学期は勉強時間がない!

さて、問題はこれからです。2学期は勉強する時間がほとんどないことを知っておいてください。文化祭、運動会、その他何とかかんとか。特に、中高生で問題なのは、定期試験です。またまた、内申のためのお勉強。これがネックになるわけで、また、10月は試験対策に明け暮れます。そして、気付いてみると、冬休みになっているわけですね。受験はもう目の前です。大学のセンター入試は1月に、そして立て続けに入試、入試、入試、入試……。

さて、今年の受験生諸君はどうでしょうか。頑張ってください!! 2学期から受験第一モード突入です。「合格したい」という意識をしっかり持って『謙虚』に『素直』に頑張りましょう~。