入試実績のお話

この季節はまったくいやなものですね。梅雨やらうだるような暑さやら何なんでしょう。私も、以前交通事故で失った骨の代わりに膝に入っている人工骨(膝だけはサイボーグです)がしくしく痛みます。皆様いかがお過ごしのことでしょう。

1学期も終わり、お待たせ夏期講習突入です。生徒の諸君は、体力をしっかり温存してますでしょうか。夏バテなど決してないように気合を入れて臨むようにしてください。

合格実績の水増し?

さて、関西の方の高校では、またまた面白い話題で沸騰しています。少々新聞記事を…

<大学受験>1人で「73人分」合格 大阪の私立高

大阪市住吉区の私立大阪学芸高校(1424人)が06年度の大学入試で、受験料など約140万円を負担したうえ、理系で成績トップだった成績優秀な男子生徒1人に「関関同立」と呼ばれる関西の有名4私立大学(関西、関西学院、同志社、立命館)の延べ計73学部・学科を受けさせていたことが分かった。

そのうち大学入試センター試験の結果だけで合否が決まる入試で文系を含む計68学部・学科に大量出願。すべて合格した。同校はホームページで「平成18年度関関同立144名合格」とPRしたが、合格者数は延べ人数で、半数以上はこの生徒の実績で、実数は33人という。生徒側には受験料とは別に5万円も贈っており、「合格実績の水増しを図った」との批判も出ている。

文部科学省私学行政課は「生徒の志望と関係なく名義を借り、学校が受験料を負担したことは道義的に問題だが、禁じる法的根拠はない」としている。

大阪府私学課は「1人の生徒が上げた実績を、あたかも多くの生徒の実績のように示すことは不適切」としており、校長会などを通じ、府内の私立高に注意を呼びかける。(7月20日 毎日新聞より)

信じる方も信じる方だなー

朝やお昼のワイドショーでも話題になっていますが、だいたい高校なんてこんなもんじゃないですか? そこまで、大騒ぎすべきことなんでしょうか…。数字は事実なんで私はあまり問題を感じません。初めから、こんな数字を鵜呑みにするヤツらのほうに問題があります。

世の中、数字ばかり気にする人は多いものです。特に受験生を抱えた親には多いようです。私は、数年前からBTIを通して、数字の見方、数字の扱い方、受験生の親のアホな噂話等には警笛を鳴らしていました。したがって、BRAIN の保護者の方々には、こんな頭の悪い人はいないと思います。まあ、そんなわけでBRAIN 初年度から保護者の方々は、今さら、こんな新聞記事で騒ぎはしないでしょう。

ポリシー持ってください

私ははっきり言いますが、「だまされるのは親が悪い」です。不安が先に立って、あっちの話し、こっちの話しと「ふらふらする」のがいけないんです。しっかりとしたポリシーを親が持たねば、子供もいつまでたってもふらふらするんです。

そこで、再確認です。すべての受験校についての情報はBRAIN 情報で御確認ください。各担任や、私に声をかけてください。そこらのアホな情報とは違いますので。

BRAIN TRUST INFORMATION  No.80

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