受験の神様

新年あけましておめでとうございます。1999年のノストラダムスの大予言も、2000年問題も無事通過し、いよいよ2000年を迎えました。記念すべきこの2000年、受験生にとっては試練の2000年がスタートします。健康管理はいかがでしょうか。ご家庭では、健康管理だけは気遣ってやってください。

勉強面に関しては、時間延長を含む受験生直前モードに切り替え、完全受験体制を引いていきますので、かなり負担も増えるかとは思いますが、あと1ケ月、生徒たちには力のかぎりを尽くしてもらいたいと思います。

受験の思い出

さて、受験というと私も何回か経験した中で、いろいろな突発的出来事に遭遇したものです。都立高校の滑り止めとして有名だった(今では難関有名校になってしまった、元海軍の学校です)某高校受験のときでした。

私は昔からいい加減な小僧だったので、中学に登校するのも、路上駐車の車の中の時計を見ながら(当時その中学は腕時計禁止だった)いつも遅刻ぎりぎり、当然家を出るのは、起きてすぐ。歯ブラシくわえながらという毎日が続き、またまた当然の如く朝飯など全く食べずに毎日の学校通いでした。

受験当日の朝、何を血迷ったか母は「試験の日ぐらい朝飯食え」などと言い、初めてといっていいでしょう、朝飯を食べて新大久保に向かったのです。これがいけなかった。

1時間目(国語だった)の途中から急激な腹痛に見舞われ、冷や汗たらたら、血圧上昇、膝頭は合わず、顔面蒼白…。さらに頭の中も真っ白で国語は終わりました。休み時間、立とうにも危なくて立てず、何とかゆっくり立ち上がり、ゆっくり歩き(急げなかった)トイレヘ向かうこの辛さ。やっとたどり着いたと思いきや、生徒の列。思わず……になりそうでした。

平常心

普段と変わらず、平常心。これが必要なことです。いつもと変わったことを突然やると結果はこのように悲惨なことになります。

中には、「それじゃ、いつも勉強してないから受験前も勉強しないでいいや」と、考える強物もいるかもしれませんが、そういうヤツはほっといて、「受験前だけやればいい」ではいい結果を生まないことは分かると思います。常日頃からの努力を継続させること。これが言いたかったのですが。

受験の神様はいるのです!!

いつも受験生には言います。

「受験の神様はいる」と。

この神様は、本当に必死で、寝る時間も削って、合格したい一心で、しっかり勉強した生徒には微笑みます。中には、残念ながら合格できない生徒もいるかもしれませんが、必ず、このように必死で勉強した生徒には何かを残してくれます。

それと反対に、いい加減に、受験前だけやればいい。遊びが大事、といった生徒には振り向きもしません。絶対受験にまぐれはありません。

あと1ケ月。まだ間に合います。受験生は「受験の神様」に微笑んでもらえるよう志望校に向けて頑張って勉強してください。そして、受験を1年後、2年後に控えた生徒諸君たちにも「受験の神様」は目を配っているということを忘れずに、真面目に勉強に取り組んでもらいたいと思います。

BRAIN TRUST INFORMATION  No.15

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